どうしても「何もやる気が起きない」という日もありますよね。
とは言っても、職場や学校では簡単に休むわけにもいきません。そういう場合は、休日の過ごし方を変えたり、悩みの解消など、問題解決を考える必要があるかもしれませんが、そのケースは別の記事でまた詳しくお話するとして、ここでは個人的に行っている行動について考えていきたいと思います。

 例えば、外国語学習や資格試験の勉強、トレーニング、ダイエットなどをしている方々は目標を持ち、モチベーションを保ちながら、毎日、あるいは週に何回と決めてコツコツ励んでいることでしょう。

 ところが、ふとやる気が起きなくなってしまった場合は、どうしていますか?
無理やりにでも取りかかっていた結果、それがストレスとなって投げ出してしまったり、一日(一回)休んだ結果、次の日も次の日も「まあ今日もいいや」となって結局そのまま放置されたままになったりしたことはありませんか?

 そんな場合は、ほんの少しだけ「真似事をしてみる」というのを試してみてはいかがでしょうか。
勉強であれば「とりあえずテキストを開くだけ」そして「1ページだけでも軽く目を通すだけ」(問題を解くことはせず眺める程度)など、とことんハードルを下げてみることです。
ほとんど進まなくても構いません。「とりあえず、なんとなくテキストを開いてみた!」というだけでも、全く何もしないより「何かをした」という形が残ります。
1分でも2分でも「なんとなく継続した」その状態を脳に記憶させておくことが有利です。そうすると、次回取り組もうとした時に、手をつけやすくなるからです。テキストを眺めた程度なので、内容は理解していないかもしれません。でも、その同じページからもう一度やり直すにしても既視感、「なんとなくやった感」が頭には残っていることでしょう。 とにかくテキストを開いてみる、好きな歌を聴きながらでもテレビを見ながらでも、なんとなくテキストを眺めてみる、ということが学習の継続を途切れさせないために有効かと思います。

 何かの練習であっても同じです。思い切ってハードルを下げて、いつもの10分の1ぐらいだけトライをしてみるなど、どんなものでも「ほんの少しだけでも手をつけておく」という方法は次に繋げやすくなります。

 「完全に何もやらない」となると、次の日もまたやる気が起きなかった場合、ますますスイッチが入りづらくなってしまうかもしれません。ですから、やる気が起きなくても「ほんの少しだけそのモノ(コト)に触れておく」というのが、目標達成のための継続を成功させやすくするコツだと思います。

 ただし、「やらなくては!」と思っても完全に動きたくない時、どうしても今日は些細なことさえ気が乗らない、やっぱり無理、という日もあるかもしれません。
そういう日は、思い切って「何もしない」というのもひとつの手でしょう。 
「絶対にそれだけはやろう」「とにかくテキストを開くだけでもしてみよう」とは思うものの、それさえ出来ない場合、きっと心身の疲れがたまっているのかもしれません。
 そういう場合は「もう寝ちゃおう」とか「全く違う別のことをして過ごす」というのも脳にとっては必要なことだと思います。

 例えば、お気に入りの飲み物を片手に、好きなジャンルの本、雑誌を眺めたり、テレビや映画鑑賞、スポーツをしたり…料理が好きなら、ちょっと凝った料理をじっくり作ってみる、という行動に変えてもいいかもしれませんね。
それはそれで、自分にとってまた一つの経験になるのですから。ストレス解消になったり、ちょっとした知識が身についたり、いつもより健康につながることもあるでしょう。

 もちろん、ゆっくり休養したいという脳や体からのシグナルであれば、横になって眠ることも大切です。心身に正直になってあげることが必要です。ですから「今日はやりたくない、やる気がでないからやめた」としても、決して自分を責めたり、自己嫌悪に陥る必要なんてありません。

 しかし、もしどうしてもやる気が起きない日がそのまま「何日も何日もずっと続く」ようでしたら、その向かっている目標や目指している事そのものが、本当は自分の本心とは違っているのかもしれません。
そんな時は、もう一度自分自身を振り返ってみることも必要です。今やっていること、目標にしていることが本当に1番いい選択なのか、自分との対話をしてみるのが良いでしょう。

 また、社会人で万が一、仕事自体をやる気になれないどころか会社に行きたくない気持ちが強かったり、これまで好きだった趣味さえ全くやる気が起きなくなったのなら、それはかなり精神的ダメージがきているしるしです。うつ病の可能性もありますので、ためらわずに精神科を受診すると良いかもしれません。

 いずれにしても、時には自分を見つめ直し、目標設定や計画、方向性を確認しながら生活していくことが望ましいと思います。

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